おばあちゃんのひとりごと

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この世の家族がいがみ合っていては、ご先祖さまに顔向けができませんよ。

(プラトンによれば)人間の魂は、決して一代限りの生の営みを経
験するのではなく、もともと不死であって一切を知りつくしているの
であるけれども、新たに身体に宿って地上に生まれてくる度ごとに
過去の経験や知はすべて忘却の中に流されてしまうのである。
       ーーー東大名誉教授 斎藤忍随 「プラトン」 より

 
 わたしはよく感じます。 圧迫骨折したときも、声が聞こえたのです。
呼ぶ声がね。 なんていうか信じて心を感じれば、誰でもそういうこと
あると思うおばあちゃんです。 うっふふ。幻想かな?
 でも、そうやって何度も、立派な人間になれるまで、生まれ替わる
んだと読んだことがあります。 それを、信じるとちゃんとしなくちゃあと
おもえますからいいかもね。
 今日も雨、久しぶりに、ご近所さんと一緒になり、なんとなく、好きな
人で会えてうれしい。 博多へ行ってこられたと言う。 嬉しそうに話し
て下され、私もむかし、行ったことを思う浮かべ聞きいいひとときでした。

  コスモス

 コスモスは秋風が好き
 秋風に誘われると
 嬉しそうに 咲いていく 咲く
 涼風にゆらゆら さやさや 

 小さい頃 夕方になると
 泣けてくる お母さんが忙しい
 そんなとき わあーん わあーん
 おおばあちゃんが手をひいた

 コスモスの花を積み
 赤い夕焼け空に手を合わせ
 「いい子でいますよ」 って拝んでたなぁ
 コスモスの花が咲くと思いだすな

 なんとなく いい子にならないとって
 でも 泣けちゃって 泣いて困らせてた
 おおばあちゃんに甘えてたんだな
 腰は曲がり優しい眼をしたひとだった
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 名僧の一言           中野東禅 著

 「あの世に行った人たちが、ちゃんと見ている」
          ○渾身覓むることなく、活きながら黄泉に陥つ{道元}

 この言葉は、曹洞宗の開祖、道元の遺偈です。 遺偈とは、禅僧が死
ぬまぎわに、その境地 (仏教の真理) を詩や歌の形で述べた物です。
道元は晩年、永平寺で厳しい修業の日々をすごしました。 53歳で病に
冒され、翌年になるとそれが悪化したため、有力信者の波多野義直の
すすめで、よい医師のいる京都にのぼりました。 俗弟子の覚念の邸で
療養しますが、その甲斐もなく亡くなりました。 道元の遺偈の全文は
以下の通りです。ーー省略ーー
 
 意訳すると、

 「五十四年間の生涯にわたって仏の世界を照らしてきた。 もう何も追い
  求めたり、執着するところはない。 こうして生きてきたように、あの世
  にいく」 となります。

 「活きながら黄泉に陥つ」 の解釈は定まっていませんが、私なりに解釈
してみると、道元は 「あの世に行っても悟りを求めます。」 「 あの世から
悟りを説きます」 と言っているのだと思います。

 子どもの頃、仏壇の前で、「死んだおばあちゃんが、ちゃんと見ているん
だから、ケンカをしてはしけませんよ」 と言われた方も多いことでしょう。

 亡き家族はあの世から私たちのことをずっと見守り続けてくれているわけ
です。 つまり、あの世の亡き家族とこの世の私たちは照らし合っていると
いうことですね。
 仏壇に立てる花を見ればそのことがよくわかります。
 花は亡き家族の位牌や本尊に向かってではなく、私たちのほうに向けて
立てるものですね。
 これは 「亡き家族や仏が私たちを見守っていますよ。照らしてくれてい
ますよ」 という意味が込められているのです。 ですから、花は仏壇に
 「供える」 とはいわずに 「立てる」 と言うんですね。

 あの世から見守られているのですから、この世の家族がいがみ合ってい
ては、ご先祖さまに顔向けができませんよ。


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 短歌

   老いるとは可笑しきものよ聞こえぬに聞こえたふりして話がそれる

 俳句

   新手帳延命しないと記す秋

 川柳

  友からの電話一つで心揺れ

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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