おばあちゃんのひとりごと

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川原の石を ”ひとつ積んでは父のため、ふたつ積んでは母のため”

 若き日私は、老人に対し若さの傲りがあつた。 病者に対し健康
 の傲りがあった。 死者に対して生きている傲りがあった。
                               お釈迦さま
 
 このお釈迦さまのお言葉が身に沁みます。 傲りがありました。
 しみじみ思うんです。 
 こうして、また今日も過ぎてゆきます。 お祭りのお囃子の音やら
パトカーやら、救急車の音、バイクの音。 みんな 今 それぞれに
いろんな人生があり、そこに生きている。 私はひとりぼーとしてい
ます。 みんなそれぞれの人生を歩いています。 若いうちは自分
の人生として、考える余裕もない日々だったなあと思うのです。 
 先日、あるかたと話ししてたらね。
 お年寄りの中でも、いじめのようなことがあると、聞きましてね。
 人と人がある限り、いろんなことは日々に、起き、あるものなので
しょうね。 それがいきているということなんでしょう。 私はひとり
笑っていたいなあ・・・。

 ひとり笑っていたいな

  生きている
  生きているから
  よくいきたい 

  老いを重ねて この
  穏やかな日々が好き
  今がしあわせ

  誰かのこころに
  残るのではなく
  おられたかなという

  ホンワリと ほのぼのと
  いるかいないか
  わからなくていい

  そういう人でありたい
  そのひとことで
  ふわっとあたたまる

  そういうひとになる 
  そういういきかたがいいんだけど
  ああなれないなあ 

  口はつむって
  ただ ただ微笑んでいよう
  口はえがおのためと

  眼はやさしく
  周りを見守るために
  耳はいい音を聞くために
 
  そういうひとになりたいなあ
  なかなか なれないけれども 
  いつもわらっていたいなあ 
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
子育てのこころ              盛永宗興 著
「どう育てるか」
                 お地蔵さんと子どもたち

 ---省略ーーー

 子どものころ、私は食べ物の好き嫌いがはげしく、そのため大
変虚弱でした。 だから、母からよくお地蔵さまの話を聞かされ、

 「よく食べて体を丈夫ににし、長生きしないといけない。 親より
先に死ぬことは何より親不幸だから、子どものうちに死んだら賽
の河原というところへ行かなければならぬ。 そこで川原の石を
”ひとつ積んでは父のため、ふたつ積んでは母のため” と積ま
ねばならない」 などといわれたものあります。

 ひとつ積んでは父のため、ふたつ積んでは母のため、と下手な
節をつけてそれをいわれると、子ども心にも、なんだか涙が出てく
るような気がして、たいへん心にしみました。
 
 早く死んで親不幸な子どもが、生き残っている父のため母のた
めに、賽の河原でせっかく石を積んでいるのに、そこへ鬼が出て
きて蹴散らしてしまう。 それでお地蔵さんのところへいって、石
を積む。
 ですから、やっても、やっても壊されてしまうことを 「賽の河原」
などとたとえる話もありますね。
 ところでお地蔵さんが子どもを守ってくださるというのは、鬼が出
てきて、子どもが一生懸命積んだ石を蹴散らしたとき、逃げてきた
子どもを袖の下にかくまってくださるお慈悲だけあって、鬼を追っ払
って子どもが石を積みやすいようにはしてくださらないということを、
みなさんは不思議に思われたことはないでしょうか。 もしみな救
ってやりたいよう、願の王さまといわれるほど、お慈悲の大きなお
地蔵さんならば、どうしても鬼そのものを退治して、そして、子ども
が安心して石が積めるるようになさらないのか。 そんな疑問をい
だいたら、お地蔵さんの罰があたるから思わないようにしていたの
かもしれませんが、実は、鬼そのものを追い払ってしまって、いっ
ぺん積んだ石は絶対に崩れないように安心させることが、お地蔵
さんのお慈悲ではないのです。

 お地蔵さんのお慈悲というのは、積んでは崩され、積んでは崩
されるその石を、子どもが 「もう駄目だ」 といって投げ出してしま
わないで、鬼が来て崩しても崩しても、際限なくお地蔵さんの袖の
下に隠れては、また新たな勇気をもって頑張りなおすという、そう
いう子どもにすることにあるのです。

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  短歌

      寺の門おしえの言葉書かれおりゆく人あれど見もせずにゆく

  俳句

      バイク音ふかし若者の夏は去る

  川柳

      困苦あり幸あり人生よきものよ



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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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