おばあちゃんのひとりごと

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虫の母さん死んだとき、虫の子どもは泣くだろか。どんな小さな涙だろ。

 「眼があるから見えるといってはいけない、眼があるにかかわらず
 人間は見えるといいたまえ」
                      フランスの哲学者ベルグゾン

 真夜中に夢で目覚める。 心の奥にある何かが夢となるのかな。
いままでの過去や、現在や未来を、ゆっくり 感謝し、毎日を過ごす。
それが気ずかされた、老いの今の閑ひまある日々に感謝するのです
が、そして、ゆっくりと考える時間がある、今が、好きなんです。
 手を合わせ、毎日を有り難い。 そう思いたいのです。わがままな
私、 穏やかにいかないとね。
 人間だもん。 いろいろあるある。 それが生きていることよね。
 うっふふ 明るくしなきゃぁね。 がんばろうかなぁ。

  こころであいたい

   友とコ―ヒーのみながら
   いきかう人眺め 移りゆく季節
   おしゃれなあなたとのむコーヒー

   そうして ゆっくり思うのよ
   ホントはなんにも見えてない
   だって心の中は見えないもん

   なんでも みえるなんて
   見えていないんだ
   ホントはなんにも見えてない

   心が 心が 話すんだよね
   愛がほしいとつぶやいて
   そっと そうと 眼はつむり

   それでもわかりはしないけど
   やはり こころで見たいもの
   そうやって 心の眼で見たい

   そうやって 今からはすごしていきたな
   出会いに感謝し おかげさま ありがたい
   そういうこころで すべてを 見て 感じて
   
―――――――――――――――――――――――――
 一期一詩<こころの詩>をよむ  
                         瀬上敏雄 著

 一切衆生といういのち

    虫           柴野民三

 虫に涙があるだろうか
 虫の母さん死んだとき
 虫の子どもは泣くだろか
 どんなちいさな涙だろ
 虫がどっかで泣くところ
 一ぺん見たいな僕ひとり

 岩波文庫 「日本童謡集」 の昭和七年の頃にある童謡である。
この詩を読んで私はすぐ、金子みすゞの童謡 「大漁」 を思い出し
た。

 朝焼小焼だ 大漁だ
 大羽ネ鰮の 大漁だ
 浜は祭の ようだけれど
 海のなかでは 何万の
 鰮のとむらい するだろう

 大羽鰮の大漁で、浜はお祭り騒ぎをしている時、海の中では魚
たちが弔いをしているのではと、私達が気もつかなかったみすゞの
やさしさに、万人は心を打たれた。 柴野民三の 「虫」 もまた、
小さな虫の世界に眼を向けて、母に死なれた虫の子ども、どんな
小さな涙を流して泣くのだろうと、その虫の泣くところを、そっと見
てみたいという少年の思いがじいんと胸を熱くさせる。 そうだ、人
間に涙があるように、虫にも涙があり、悲しみに泣くのだと、
 
 仏教では生きとし生けるものを一切衆生という。 いのちあるもの
はみんな仏のいのちを生きているのだと説く。 それは人間だけで
なく、獣も鳥も魚も虫も、草も木も、みんな仏となるいのちをいただ
いているのだと。
 釈尊の時代、四月半ばから三カ月ほどの雨期の間、雨安居とい
って、洞窟や精舎にこもって修業に専念し、托鉢などの外出を控え
たという。 それは草花や小虫を踏み殺さないようにという思いやり
であった。
 私は青年の日、時宗の開祖一遍上人の生涯を描いた 「一遍聖
絵」 という絵巻に出会った。 心の震えるほど美しい日本の山河
大地を、すべてを捨てて旅をする一遍主従を描いたものである。
 空を渡る鳥、遊行の人々、そこには山河大地に抱かれた無心の
世界があった。
 「よろず生きとし生けるもの、山河草木、吹く風、浪の音までも、
念仏ならずといふことなし」 と一遍はいう。
 いのちあるもの、吹く風、浪の音さえも、みんな念仏の中におさめ
られているのである。 大いなるいのちに生かされている私のいの
ちでえある。 その賜ったいのちに合掌し、すべてのいのちの尊厳
に、深い眼を向けねばなるまい。

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  短歌

    若きママ子どもが部活で叱られたメールにこもる母の愛情

  俳句

     秋の夜や満月それがスーパームーンか

  川柳

    最近の次から次の事件に泣く

 
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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